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2016年07月10日 飯舘村から届いた冊子



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先日、飯舘村から 『までいの村に陽はまた昇る』 と題した冊子が送られてきました。

同封されていた 菅野典雄村長 のお手紙によると・・・

村への寄付や”ふるさと納税”で復興の支援をしてくださった方々に
「ご支援いただいた飯舘村は、必ず再生・復興を成し遂げていきますよ」
という村民の強い思いを届けるために送らせていただいたとのこと。

「この災害の経過をしっかり振り返り、記録に残し
この難局をどのように乗り越えてきたかを
次代にしっかり伝えていくことが
ふるさと飯舘村の再生に必ずつながっていく」
という思いで、まとめられたそうです。

    * ”までい” とは  「手間暇惜しまず、丁寧に心を込めて、つつましく」
       という意味の方言。


冊子は、A4版127頁にも及ぶ立派なもの。
”飯舘村全村避難4年半の歩み” として
3・11の発災から昨年9月まで 1726日間 の様々な出来事、
全村避難に始まり、避難生活、各方面からの支援、
復興に向けて歩き出した村民の姿、などが
多くの写真と共に記録されています。


じっくり読ませていただきました。

原子力災害というとてつもなく厄介な災害に見舞われ、5年以上も続く全村避難で
村民それぞれの考え方に齟齬が生じることも少なくなかったでしょうに
まとまってお互いに助け合い、よくこれまでの歳月を乗り切って来られたことだと
胸が熱くなりました。
発災前から、自主自立の村として村民が大きくかかわって
”までいな村” づくり を進めてきた実績があったればこそだと思います。


私は、震災の年に友人たちとわずかな金額を寄付させていただきました。
以前にもご紹介しましたが、すぐに寄付に対するお礼状が届きました。
それだけでも十分なのに、翌年には 『飯舘村1年3か月の記録』 という
現状報告の印刷物が送られてきて、その丁寧さに大変驚いたのでした。

そして今回、5年以上経ってからも、このような冊子を
村民に配るだけでなく、支援をしてくれた人たちにも送る
という発想を持てるというとこころに
”までいの村” の底力を見たような気がします。


現在進行中の復興計画の第5版では
“戻る人も、戻らない人も、さらには村を応援したい村外の人も
一体となったネットワーク型の村づくり” 
が挙げられています。

一人一人の選択を重視し、戻る人も戻らない人も
ゆるやかにつながり合いながら
外部の支援者の力も大いに活かして
これまでとは違う、新しい形の村をつくっていこう
ということの様です。


国は来年3月末に大半の区域を避難解除すると発表しています。
7月1日からは、準備宿泊も始まりました。

まだまだ長い道のりでしょうが、そう遠くない将来
きっと目指す新しい形の飯舘村ができることと信じています。

“までいの村に陽がまた昇る” ことを願ってやみません。



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