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2015年04月22日 漫画 「いちえふ」


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「いちえふ」 とは、東京電力福島第一原発のこと。

漫画雑誌 “モーニング” に連載されていたこの漫画は
漫画家 竜田一人 氏 の作。

震災の翌年から、自らが第一原発の作業員となって目にした
現場で働く原発作業員の日常と第一原発周辺の様子が
客観的な視点で淡々と描かれています。

防護服を着て、いざ現場に向かう際に「ご安全に!!」という挨拶を交わすとか
津波と爆発でがれきだらけだった構内が着々と片付いていること などなど
知らないこともたくさん描かれていますが・・・・

働く作業員の姿は、読んでいて気が抜けるほど、そこらの現場仕事のオッサン達と
何の変りもなくごく普通。 ただ現場が特殊過ぎるほど特殊なだけ。

全国各地から集まってきた作業員が多い中、作業の中心的存在になっているのは
事故以前から 「いちえふ」 で働いていた地元の男たちのようです。

作者は、登場人物の一人、地元出身のベテラン作業員に

   『警戒区域追い出されたのに また警戒区域さ働きに戻んだから 皮肉な話だっぺ』
   『住む所奪われて 怒らねぇわげがねぇべぇ』
   『だげども事故起こしたのは俺達の職場なんだっぺ』
   『こごをなんとがでぎるのは俺達しかいねぇ』
   『それに俺達がこごをどうにがしねがったら 戻りてぇ人だって戻ってこれねぇべ』

と語らせています。

辛く哀しいものがあります。

30年とも40年とも言われている廃炉までの長い道のり。
高線量下で被曝量をにらみながらコツコツと作業を続けている
多くの作業員のおかげで、一歩ずつでも前に進んでいること。
その中には辛い複雑な思いを抱きながら働いている地元出身者が多くいること。

この漫画を読んで、これらのことを忘れてはいけないとの思いを強くしました。


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