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2012年03月27日 民間事故調の報告書


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『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書』 が
3月11日に出版されました。

本書は、元朝日新聞社主筆だった 舟橋洋一 氏が中心となって立ち上げた
”福島原発事故独立検証委員会” が、政府からも企業からも、
どこからも独立した市民の立場で

  「東日本大震災を機に発生した東京電力福島第一原子力発電所の
   さまざまな事故の原因とその後の被害の要因を調査し、
   東京電力と政府(地方自治体を含む)の事故と被害に対する
   対応策と危機管理策を検証、評価し、このような事故・被害に至った
   背後にある構造的かつ歴史的な背景を分析」(本書より引用)

して書かれた報告書です。


  「・・・民間の事故調査委員会には何の権限もありません。・・・この報告書が
   福島第一原子力発電所の複合過酷事故という不幸な事態の真実をより明らかにし、
   日本、および、世界が子供たちの未来に向けて有用な教訓を引き出すための
   一助となることを願って・・・・」(本文より引用)

英訳し、今夏までに世界に向けて発表するそうです。



歴史的な福島第一原発事故の発生、そしてその後の経過を、この福島の地で経験した
私としては、一年を経過したこの機に、最も真実に近いと思われるこの報告書を読み
今回の一連の事態を包括的に、かつ客観的に知る義務があるような気がしています。

403ページにのぼる本書は、表あり図解ありでびっしりとかなりハードな内容。
一気に読み通すことは無理のようですが、一項目ずつじっくり読み進め
自分の中で整理を付けたいと思っています。
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